魔法陣グルグル 謎ファイル
ダンガンロンパに続いてまたもや5種類の謎ファイル。
楽しいからいいんですが、お財布つらぽよ。
全部とき終わったのでレビュー書いていきます。
【ニケ×東京大学謎解き制作集団AnotherVision】
大迷宮ロクブケーイからの脱出
安定のAnotherVision。
今回もちょうどいい難易度、ちょうどいい解き心地、ちょうどいい湯加減。
シナリオもしっかりしている。
しっかりRPGっぽい。
タイトルからしてどう見てもテンプテーション使う人あの都市なんですが、
正直、東京に住んでない人にはこの辺の地理感はわかんないですね。
わからなくても謎解きには支障がないんですが…。
【ククリ×よだかのレコード】
マジックガール☆ククリ 〜謎の島ザメリス攻略〜
実はヒントなしでは解けなかったんですが、
言われてみればなんでこれで解けなかったんだというアレ。
色んなジャンルの謎がうまく組み合わさって楽しいです。
それにしてもキタキタ踊り…むぎゅぅ。
【ジュジュ×ニチョ謎】
かみさまのいうとおり
ニチョ謎なので、ペンシルパズルが中心です。
他のと違って紙の枚数も少ないし、特殊紙もない。
ところが、詰まっている量が半端ないです。
普通の公演として持ってこられても納得するほどの骨太さ。
もう、みんなにやってほしいです。
最後の謎で「ふぁっ!?」って言ってほしいです。
そしてシナリオ側もしこたま笑えました。
二重の意味でひどい。
個人的には今回のマイベスト謎ファイルです。
ずばり、公演っぽい謎ファイルです。
小謎を解いて、回答欄を埋めるときに悩んでSTEPが進んだらまた小謎。
この辺の繰り返しの感じが楽しいです。
最後…結構悩んだんだけど単純に見落としているだけだった…。
【ギップル×ENIG-ROID】
ギップルレベルアップマップ!
謎自体は悪くないんですが…ところどころ難しいというか、
謎なのかわかりにくい表現なのか迷うところがあるんですよね。
何も考えないと序盤から詰まります。
ところが最後の謎は…意味がわからないけど、これしか正しそうな答えがない。
軽いウォーミングアップから初めて徐々に難しくなっていく。
これが大体の構成なんですが、そこがぐちゃぐちゃになっているのがこれ。
printf
主催:C-lock-row
日時:2017年10月
場所:イベントカフェスイッチ
結果:成功
printf、C言語で文字を画面に出すために使うコマンド(関数)ですね。
サブタイトルに、「ソノ問題、未ダ印刷サレズ」、とあり、
何やら不気味なイメージ。
さて、最初の解説で衝撃的なことを言われます。
なるほど…?要は色々あるけどちゃんとクリアできるって事ですね。
しかし、ありがちというか、あっちゃいけない展開からスタート。
ひどい、そして、面白い。
謎解きに行き慣れている人だと「あるある」と言っちゃうそれ。
なんだろう、面白い公演でありながら、謎としても成立している、
二段構えの作りは脱帽するしかありません。
正直、謎解き初めての人には向かないです。
難易度的な話ではなく、テーマがわかりにくいためです。
逆によく行く人にはとてもおすすめしたい公演です。
クラインの壺
主催:よだかのレコード
日時:2017年10月
場所:ドラマチックルーム
結果:成功
クラインの壺とは、表と裏がつながっていている立体のことです。
なので、元の位置の裏側の位置にシームレスに移動できるんですね。
同名の物語もありますね。
2つの世界を行き来してたら、どっちがどっちの世界なのか
区別がつかなくなるという話でした。
そんなクラインの壺です。
よだかのB-Sideということで、どんな反則技が飛び出すんでしょうか…。
最初、普通…ではないですが、まぁ普通な立ち上がりから…。
それにしても、よだかはほんとすごいなー。
正直、狐につままれる、という感覚が近いというか…
なんかね、わけわからないんですよね。
確かに謎解きをしてたんですが、謎を解かなくてもいいわけで…。
いや、解けなかったが正しい?
いや、解く必要がないわけではない??
偶然が重なって、一応は成功したものの…。
なんというかね、してやられた、みたいな感覚です。
終わった後思い返して、笑みがこぼれるというか…。
間違いなくB-Side側の公演です。
ちょっと不思議な世界に迷い込めます。
いや、今いる側が不思議な世界なのかもしれません。
ニブンノイチマッチ
主催:AnotherVision
日時:2017年10月
場所:ビジョンセンター永田町
結果:成功
最近、なにやってもレベルの高いAnotherVisioon。
このチケットも1分程度で全部完売するほどの人気でした。
生き残るのは1/2。
さて、誰かと対戦を行って生き残れ、ってことでしょうか。
公演時間は80分、いつもより長い。
それもそのはず…すごい問題数が多いんです。
しかもかなり難しい…。
最後の謎にたどり着いたのが大体15分ぐらい前。
それでも、かなりのハイペースでこなしていた感じがします。
実際、他の人がどんな問題を抱えていたのか見直す時間もなかったし、
他のチームがどのチェックポイントに向かっているか、
自分たちが全体のどの位置にいるのかを見ても、そんなに遅くはなかったはず…。
気になったことをメモっていた人がいたりして、
完全にチームワークの勝利って感じでしたね。
怒涛のヒラメキでなんとか勝てました。
本当に、謎がうまくストーリーに絡んでいて
後半の謎は邪道やメタ解きが多い私には好きでもあるし嫌いでもある感じです。
終わった瞬間、思わずため息が出てしまうほどの完成度。
ニブンノイチ、ってのがしっかりかかっていて、面白いです。
金田一少年の事件簿R 呪いの手紙の秘密
主催:タカラッシュ
日時:2017年10月
場所:京王線、井の頭線、都営地下鉄線全域
結果:成功
定期的に行われている電車を使った周遊謎です。
どうも、全話をやると5,6時間ほどかかるらしく、Twitterでも辛いという感想しか流れてこない。
とはいえ、タカラッシュのBlackLabelのブランドが気になって参加してきました。
タカラッシュ自体は家族向けのイベントを作っているのですが、
BlackLabelの名前がつくと大人向けというしっかりとした謎を作る団体になります。
結構いい謎を作る団体なので、やっぱり注目したくなるんですよね。
最初、新宿からスタートしたんですが、近隣駅がチェックポイントになってます。
手がかりが貼ってある場所が、こんなヒントでわかるわけ…わかった、と
絶妙なヒントでなかなか癖になります。
しかし…途中から移動距離が増えてきます。
基本的に東西に長い路線なので、新宿を起点に反復横跳びされる感じです。
意図的なんでしょうが、2つ前の駅の直ぐ側じゃん、というのはちょっとつらいですね。
特に最後の方になると、30分以上電車に揺られることに…。
最後の駅なんて、あまりにも遠すぎて、返ってくるのに小一時間かかったのが堪えました。
最後のオチは、ちょっとパンチが弱いけれども、原作付きだから冒険もできないよねと。
とはいえ、しっかりといろいろな部分を凝らしていて、満足です。
こんな結構しんどいイベントなんですが、
チェックポイントには数人が謎を解いていて、結構参加者が多かったように思います。
やはり注目されている団体ですね。
輪果
主催:マスタッシュ×ニチョ謎
日時:2015年10月
場所:CHARA DE asagaya
輪果
人は、いろいろな運命があって、いろいろな道を選択していきます…。
イベントの案内を見ると、何より目立つのがニチョ謎。
ニチョ謎というと、ペンシルパズルを得意とする団体です。
毎週日曜日になげっぱというカフェも開いていますね。
しかし、どの問題もうーむと唸ってしまうような、見事な完成度です。
さて、どういう公演になっているのか…。
公演が始まると…狐につままれる、ってのはこういうことなんでしょうか。
なんか、ふんわりしていてよくわからない。
とりあえず、謎が出てきて… うわっ、ニチョ謎だ!!エモい!!
クロスワードひとつとっても、もうニチョ謎感が溢れている!
でも、引っかかるのは冒頭に説明されたアレ…どういうことなの??
そして、最初に説明されたよくわからない意味がピタッとわかる。
なるほど、情報共有大事!!
ニチョ謎って、ペンシルパズルなので、ヒラメキが失敗したり、
自分が得意でないものにぶち当たると辛いんですよね。
そこが、うまいことマイルドな感じになっていて楽しいです。
正直、普通の脱出イベントとは大分違うと思っています。
なので多少変なもの出されても、店主がうまいと思って作っているのなら
それを信じて食べるよ、って人にはとてもおすすめです。
ドラキュラ城からの脱出
主催:SCRAP
日時:2015年10月
場所:原宿ヒミツキチオブスクラップ
結果:失敗
名作と銘打たれて何度かリバイバル公演がうたれているシリーズがあるんですが、
これもその一つです。
恋愛物をテーマにした謎解きは受けが良いんでしょうか。
ドラキュラ姫に見初められ、城に連れ去られるんですが…
そもそもなんで連れされるの?って、見初められたから、なんですよね。
要は、姫に一目惚れされたから…。
男女を入れ替えると、一目惚れを理由におじさんが少女を誘拐したと…。
どう考えても、アレな話だと思うんですけどね…。
ただし、イケメンだから許される、みたいな事なんですかね?
まぁ、ストーリー的にはずっとそこがモヤモヤしていたんですが、
謎とかゲーム進行とかは楽しかったです。
結局、情報共有が出来てなくて、私はここに問題があるけど解決方法がわからない、
他の人は、解決方法の鍵は持っているけど、全員に伝えてない
そんな感じでうーん、って感じで終わってしまいました。
ここで言いたいのはイケメンずるいなぁ、という話です。