その謎は解明済みですよ

謎解きイベントの感想書いていきます

時の神殿と失われし秘宝

主催:ナゾトキアドベンチャー
日時:2018年1月
場所:さいたまスーパーアリーナ
結果:成功

謎解無限回廊に行くとすごい行列が…。
見た感じ子供がいる家族連ればかりなので、謎解無限回廊の行列ではないと思いましたが、
ひな祭りの展示会があるのでそれ向け…?

と思ったら、ナゾトキアドベンチャーって団体が主催しているようです。
謎解き?どういうこと??

謎解無限回廊をクリアして出てきたら、まだ行列…。
とりあえず、500人ぐらいいるけど、夜まで埼玉にいないといけないので、
整理券だけもらって、時間が合わなければ捨ててもいいかなと思って参加してきました。
整理券の行列ですら、500人程度。
なぜこんなに人気なのか…。
ナゾトキアドベンチャーって団体も初めて聞いた団体です。

17:30の整理券を貰い、その時刻に並んだものの、
結局会場に入れたのは18:00頃、入ってからもオープニングのための行列待ちで15分。
貰ったシートもカラーコピーしたもので、キットが足りなくなったようです。

謎も普通…という感じで、粗も目立ってます。
タイルを並べるパズルも何故か、全く同じ形が2種類もあって、
入れ替える事ができたりします。

それでも、ヒントゾーンという場所でヒント冊子を置いてあって、
解き進める分にはそれほど難しくはない感じです。

しかし、人がキャパオーバーでしたね。
謎を貼ってある壁に張り付く子供が多かったです。
子供なので、カメラ持ってませんからね…。

それでも、こんなに謎解きが求められているんだ、って改めて感じました。
来ていた人の殆どがチラシを持っていたので、
駅に置いてたチラシが誘引剤だったんでしょうが、
そういうチラシだけでこれだけの人が来るってのがブームを感じます。

 

麻薬王を暗殺せよ

主催:inSPYre
日時:2017年12月
場所:inSPYre
結果:失敗

inSPYreが行う60分の公演型イベントです。

inSPYreはどういうところかというと、10分1000円のスパイ体験ができる施設です。

敵のアジトに侵入し、探索したりデータを盗んだり破壊工作を仕掛けます。
セットはしっかり作ってて本当にアジトっぽいし、
狙撃したり、ダクトを通って潜入したりと、映画で見たシーンを体験できます。

しかし、ゲーム自体が周回前提で、何度も死んで覚える系です。
大体、3,4個のミッションがあってそれを10分でクリアしなくてはいけません、
時間があまりにも足りないので、覚えるしかありません。
入るたびにミッション内容は変わるので、一通りのパターンを覚えるまで一苦労です。

場合によっては進展がなかったりもするんですよね。
ヒントシステムがそもそもないので、躓くとそういう結果もありえます。

個人的には、この悪い部分が出ちゃったなというのが今回の公演です。

具体的に、途中で別解が出てしまうバグあり問題で躓いてしまった。
それで、チェックポイントが抜けられず、問題用紙をもらえてないんですが、
解説を聞いた後に、問題用紙が欲しいと言っても駄目、と断られてしまった。

普段のゲームは何度も再挑戦するのが前提なので、
その対応でいいのですが、今回のは解説までしてますからね…。

もやっとしたまま帰ることになり、Not for you.というのを感じた公演です。

 

電脳九龍城財宝殺人事件

主催:タカラッシュ
日時:2017年11月
場所:ウェアハウス川崎
結果:成功

ウェアハウス川崎の周遊謎です。
いままで、よだかのレコードが2回やってましたが、それらも完成度が高かったです。
今回はタカラッシュに変わりましたが、評判が良いですから期待度が高いです。

まずはキットをもらって、店のあちこちを歩き回ります。
しかし、ウェアハウス川崎は雰囲気がいいですね。
歩いているだけで楽しくなります。

ちょっと悩んだりしたけど、それでもヒント見ながらクリアして…。
そしてあるポイントで絶句します。
周遊なのに、この非日常に叩き込まれる感覚。

この瞬間、個人的には鳥肌が立つほどの興奮を覚えました。
もう詳しくは言いたくない、肌で体感してほしい。

原作の金田一の漫画では、割りと長めの話が展開されるんですが、
本当にその一話をまるっと読んだかのような充実感があります。
謎解きとしても金田一のスピンオフとしても完成度高いです。

大体、結構駆け足で進んだんですが、それでも3時間弱。
ゲームセンターでのんびり楽しみながら
半日かけるつもりで解いていくのがいいと思います。

REVERSE

主催:AnotherVision
日時:2017年11月
場所:イベントカフェスイッチ
結果:成功

飛ぶ鳥を落とす勢いのAnotherVisionの公演です。
いやぁ、これもチケットが争奪戦で…。

さて、ボードゲームをテーマにした謎解きらしいです。
ドラゴンを倒せば勝ち、わかりやすい。

まずは、ボードゲームのルールの説明から。
やることは非常に単純です。
まぁ、謎解きですから、そんなにルールを加えても仕方ないですね。

しかし、いきなり、えっ、という感じになります。
そのあとも、えっ、という感じ。
最後のドラゴンに至っては、ふざけんな、という感じ。

強いて言えば、もっと全力出したかった感じです。
最後の謎なんかはもっと難しくできるんだろうけど、
敢えて易しめの難易度で終わらせたのかなぁ…とか。
それでも私の公演のときは、脱出は1/6でしたからね。

ちなみに、新しい試みが行われてました。
謎解き公演はチームを固めたくなりますが、敢えてバラけたほうが面白いですね。
どんな謎解き公演でも実現できるんで、どんどん採用してほしいです。(手間はかかるけど)

 

 

魔法陣グルグル 謎ファイル

ダンガンロンパに続いてまたもや5種類の謎ファイル。
楽しいからいいんですが、お財布つらぽよ。

全部とき終わったのでレビュー書いていきます。

【ニケ×東京大学謎解き制作集団AnotherVision】
大迷宮ロクブケーイからの脱出

安定のAnotherVision。
今回もちょうどいい難易度、ちょうどいい解き心地、ちょうどいい湯加減。

シナリオもしっかりしている。
しっかりRPGっぽい。

タイトルからしてどう見てもテンプテーション使う人あの都市なんですが、
正直、東京に住んでない人にはこの辺の地理感はわかんないですね。
わからなくても謎解きには支障がないんですが…。

【ククリ×よだかのレコード】
マジックガール☆ククリ 〜謎の島ザメリス攻略〜

実はヒントなしでは解けなかったんですが、
言われてみればなんでこれで解けなかったんだというアレ。

色んなジャンルの謎がうまく組み合わさって楽しいです。
それにしてもキタキタ踊り…むぎゅぅ。

【ジュジュ×ニチョ謎】
かみさまのいうとおり

ニチョ謎なので、ペンシルパズルが中心です。
他のと違って紙の枚数も少ないし、特殊紙もない。

ところが、詰まっている量が半端ないです。
普通の公演として持ってこられても納得するほどの骨太さ。
もう、みんなにやってほしいです。
最後の謎で「ふぁっ!?」って言ってほしいです。

そしてシナリオ側もしこたま笑えました。
二重の意味でひどい。
個人的には今回のマイベスト謎ファイルです。

キタキタおやじ×零狐春】
秘宝伝キタキタ

ずばり、公演っぽい謎ファイルです。
小謎を解いて、回答欄を埋めるときに悩んでSTEPが進んだらまた小謎。
この辺の繰り返しの感じが楽しいです。

最後…結構悩んだんだけど単純に見落としているだけだった…。

ギップル×ENIG-ROID】
ギップルレベルアップマップ!

謎自体は悪くないんですが…ところどころ難しいというか、
謎なのかわかりにくい表現なのか迷うところがあるんですよね。

何も考えないと序盤から詰まります。
ところが最後の謎は…意味がわからないけど、これしか正しそうな答えがない。

軽いウォーミングアップから初めて徐々に難しくなっていく。
これが大体の構成なんですが、そこがぐちゃぐちゃになっているのがこれ。

printf

主催:C-lock-row
日時:2017年10月
場所:イベントカフェスイッチ
結果:成功

printf、C言語で文字を画面に出すために使うコマンド(関数)ですね。
サブタイトルに、「ソノ問題、未ダ印刷サレズ」、とあり、
何やら不気味なイメージ。

さて、最初の解説で衝撃的なことを言われます。
なるほど…?要は色々あるけどちゃんとクリアできるって事ですね。

しかし、ありがちというか、あっちゃいけない展開からスタート。
ひどい、そして、面白い。
謎解きに行き慣れている人だと「あるある」と言っちゃうそれ。

なんだろう、面白い公演でありながら、謎としても成立している、
二段構えの作りは脱帽するしかありません。

正直、謎解き初めての人には向かないです。
難易度的な話ではなく、テーマがわかりにくいためです。
逆によく行く人にはとてもおすすめしたい公演です。

 

クラインの壺

主催:よだかのレコード
日時:2017年10月
場所:ドラマチックルーム
結果:成功

クラインの壺とは、表と裏がつながっていている立体のことです。
なので、元の位置の裏側の位置にシームレスに移動できるんですね。

同名の物語もありますね。
2つの世界を行き来してたら、どっちがどっちの世界なのか
区別がつかなくなるという話でした。

そんなクラインの壺です。
よだかのB-Sideということで、どんな反則技が飛び出すんでしょうか…。

最初、普通…ではないですが、まぁ普通な立ち上がりから…。
それにしても、よだかはほんとすごいなー。

正直、狐につままれる、という感覚が近いというか…
なんかね、わけわからないんですよね。

確かに謎解きをしてたんですが、謎を解かなくてもいいわけで…。
いや、解けなかったが正しい?
いや、解く必要がないわけではない??

偶然が重なって、一応は成功したものの…。
なんというかね、してやられた、みたいな感覚です。
終わった後思い返して、笑みがこぼれるというか…。

間違いなくB-Side側の公演です。
ちょっと不思議な世界に迷い込めます。

いや、今いる側が不思議な世界なのかもしれません。