その謎は解明済みですよ

謎解きイベントの感想書いていきます

Blain's Room

主催:やみなべ
日時:2017年9月
場所:中央区立産業会館
結果:失敗

心を病んだ人の治療法として、直接人が頭のなかに入って治療するという
方法を確立した世界で、私達が治療しに行く、という話です

さて、部屋に入って思ったことは「やべぇ」です。
始まるまでは見てはいけないわけなんですが、所狭しといろんなものが…。

謎解きって、問題を作る側としては結構辛くて、
教科書通りに作っては絶対に駄目で、そうなるとつまらないわけです。
なのでどこかで思考の外をつかないといけない。

そういう意味ではこの公演はとても行儀が悪い公演で、
ストライクゾーンに投げてないから打てないよ、みたいな感覚かもしれません。

私達の会では満員だったので8人のチームだったんですが、
時間によって隔たりがあるみたいで、3人のチームでやることになったらしいです。
8人ではちょっと時間が足りない、みたいな感じだったのに3人では成功だったらしいです。

人数が多いと失敗する。
確かに、そんなフシがあるかもしれませんね。

 

THE TRUNK

主催:リーチ ルクク
日時:2017年9月
場所:某所(出張依頼)
結果:成功

トランクに入った爆弾を解除する体験ができるゲームです。

そういうのを作っている人がいる、ってのは聞いてたんですけど、
運良く遊べる機会があったので遊んできました。

本当にトランクがあって、タイマーがあって、
ピッピッピッとカウントダウンしていて…爆弾解体です。

ネジで蓋を開け、そこにある謎をといて解除していき…。
ニッパーで配線を切っていくのは興奮します。
映画とかであるまんまあれ。

実際、ギミックも凝っていて、え、そういうのができるの!?とか
進研ゼミでやったやつだ!ってのがあったりとか、
うおお!!ってポイントが盛り沢山です。

こういうのを一人で作り上げるのすごいなぁ…。
また新しい新作とかも期待したいです。

空飛ぶ島マゴニア

主催:タンブルウィード
日時:2017年9月
場所:イベントカフェスイッチ
結果:失敗

ここんとこ新作ラッシュで、それもどれも面白い感じのタンブルウィード新作です。

今回の舞台は空飛ぶ島マゴニア。
親方、空から女の子が!みたいな世界を想像させます。

もちろん、空飛ぶ島なので、地上とはあらゆるものが違うわけです。
存在そのものが謎の塊ですね。

今回のイベントは4人チーム、私のチームは3人でした。
苦戦するかなーと思ったんですが、
作業分担が少ないので、人数が多くてもうまくいかないでしょう。

とりあえず、5分ぐらい残して最後の答えは出たんですが、
過去の問題をチェックすると、「なんかおかしくない?」って箇所があるんですよね。
まぁ、ここはマゴニアだし、文化の違いなのかなぁとか思ってたんですが…。

謎解きに重要なこと、それは「情報共有」と「役割分担」。
疑問は共有しましょう。
いやぁ、すべての疑問がさっぱりと解決する見事な解答でした。

冒頭に書いているとおり、失敗していますけど…。

異文化を旅する謎解きは、なかなか楽しいですよね。

天才建築家 伊東忠太からの挑戦状

主催:Toy×ボーズ
日時:2017年2月
場所:築地本願寺
結果:成功

謎解きイベントもいろんなものがありますが、
まさかお寺のイベントってのもすごいですね。

なにしろ、会場が本格的。
お香の香りもそれっぽいし、内装もそれっぽいし
ってか、本物です、紛れもないお寺。

伊東忠太という人は、この築地本願寺を設計した人で、
寺という文化を守りつつも西洋の文化を取り入れたことで評価されたらしいです。

その人によって何故か寺に閉じ込められ、脱出方法を探すということになります。

なにしろ、謎の難易度もちょうどよくて、程よくつまりながらも進むのがいいですが、
お寺を歩き回るってのが本当に楽しいですね。
こんな機会でもないとこないですからね…。

結構早めにとき終えてしまったので、後はひたすらウロウロして観光をしていました。
夜なので外にあるものは余り見えないんですけど、
それでもなかなかの体験です。

地図の一箇所になぜか「ぐろてすく」と書いてあったので、
なんでここだけそんな書き方なのwと、謎に関係あるんだろうかと考えてましたが、
グロテスクって美術様式の一つを表す言葉なんですね。
もし行く機会があれば、本物のグロテスクってこれなんだ~と眺めると面白いです。

築地本願寺の見学ツアーとしても完璧なまでの仕上がり。
アフターストーリーまでしっかりと作られていて、とても楽しい公演でした。

謎解きに使ったバインダーとペンまでもらったのですが、
このバインダーはとてもしっかりした作りで、今でも愛用していています。

アイドルは100万回死ぬ

主催:SCRAP
日時:2016年9月
場所:アジトオブスクラップ下北沢ナゾビル
結果:成功

個人的にはチラシなどでかなりネタバレされていると思うこの公演です。

いざ公演が始まるとアイドルがいます。
死にます。
そしたら時が戻ってまたアイドルが生きています。
でもほっておくと死にます。

うん、何もわからない。
でも、ループは10回もあるので、じっくりと…情報を集めていくわけです。

この公演はまさに意欲作とも実験作とも言えると思うんですよね。
10回もループがあると60分としても6分しかない。
その短い時間でもコンパクトながらうまくルートを作り込んでいると思います。

ただ、シナリオスキップが欲しい…と思うことがなんどか…。
そして、ループってことは同じルートをたどるためには
同じ行動をしないといけないんです。
結構忙しいんですが、10人全員が必要、ってほどではないんですよね。

なので、後半はやや暇。
この辺は仕方ないと割り切るしかないのかなぁという感じです

ですが、アイドルを救うってのは面白いです。
これでうまくいくはず…えええー、そうくるの!?
じゃあこうすれば… あれ、そうしたらこれがないよ…?
こういう四苦八苦がなかなか楽しいです。

紙とペンを使ったような、パズルのような謎もないですから、
ああいうのがちょっと…って人なんかにおすすめですね。

ジョジョの奇妙な遊園地からの脱出

主催:SCRAP
日時:2017年8月
場所:東京ドームシティ
結果:成功

東京ドームシティで行われる、ジョジョ第四部とコラボした謎解きです。

そもそも、日曜日の朝のCMでよく知っているけど、
実際に行くのは初めてだなぁ…。

よくある遊園地とは違って、アトラクションに乗るのにお金がかかるだけで、
入るだけなら自由にできるし、だから柵で囲われてないんですね…。

キットをもらい…この力がスタンド!
スタンド使いの顔を見ることで、謎が浮かび上がり、
その謎をとくことで、相手のスタンド能力をコピーできる能力ッ!
その名もスモール・フェイセズ!!

なるほど,謎解き好きには謎解きが必要なスタンドが浮かび上がるわけか…。
全く良くできたスタンドだぜ…。

まずは、アトラクションを乗って情報を集める必要がありそうだ…。
……あれ、これはっ!もしかしてっ!!
キーワードが「アレ」ならすべての「辻褄があう」!

本来ならアトラクションに乗らないといけないらしいが…
まぁ、解けてしまったものはしょうがない、Step1だしサクサク行くか。

しかし、この遊園地、やたら他のスタンド使いに出会うな…。
謎が俺たちを引き寄せるのなら、スタンド使いが惹かれ合うのは「必然」!!

だが…なにか、目つきが違う…。
ま、まさか…奴らと私とは「目的が違う!」
つまり…「この謎は再利用される!」
やれやれ…嫌なものに気づいてしまったぜ…。

くっ、初めて使う能力だから勝手がわからねぇ!時間がない!!
なるほど、上空からってのもなかなか良いアイデアだ。
行動しろッ!だと!?…アレさえあればこの作戦が行けそうだが…。
いや、アレを手にする方法なら「すでに目にしたことがあるはず」だ!!
使うかどうかもわからない情報ですらメモっておくのが「謎解き」使いだ!

そしてついに…対決…。
だがっ!絶体絶命の大ピンチじゃねーか!!
この状況をどうやって打破するか…。

1.ハンサムの俺様は突如打開策のアイデアがひらめく
2.仲間が来てくれて助けてくれる
3.あんだっしゅほーい。現実は非情である。

答えは… 是非会場で体験してくれ。

この謎解きは…実に楽しかったなぁ。
色んなことがあった。まったく…本当に…楽しかった数時間だった。

普通の謎解きだけじゃない… 。
ジョジョのことをよくわかっているポイントが多くて
小ネタの効いた仕掛けも多いこの公演はまさにグレートですよこいつはぁ。

宇宙からのタイムカプセル

主催:タカラッシュ
日時:2017年8月
場所:TeNQ
結果:成功

TeNQという、天文学をテーマにしたミュージアムがあるんですけどね
そこでの謎解きです。

TeNQは最初映画みたいな映像を見せられて…
そっから天文のミュージアムに進む、って感じですね。
まぁ、面白いかって言われると…芸術度が高すぎて私には合わないかな…。
最初だけは面白いけど、毎回入るたびにこれを見せられるのは楽しいのかな…?

真ん中の覗き込むやつは、視界の殆どを映像で占めてしまえば
VirtualReality感があって良いかなーと思ったけど、

謎解きですが、けっこう大変です。
ぶっちゃけ、ドリルと言ってもいい…。

ミュージアムの文字情報を隅から隅まで拾わないと
埋めていくのがしんどいですね…。
天文学の知識を得るついでに謎解きもすすめる、って
態度で挑むのが正解だと思います。

途中からは謎解きの要素の問題が加わってきて楽しくなってきます。
そうして、おおっ!という謎を経て…ついに最後の場所に!

この謎の目的は「宇宙に咲く花」を見つけることです。
無事、「宇宙に咲く花」を見つけたときは、たどり着けてよかった…という気持ちになります。

なお、この宇宙からのタイムカプセルは第3弾で、
第1弾は展示物の関係から終売、第2弾は売っているのですが…
第2弾は多分だけどタカラッシュさんの監修じゃないんですよね

正直、最初の設問の難しさが段違いで、半分も埋められず、
ヒントサイトも用意されてないのでこっちは諦めました。

私見ですが、第2弾はやらなくていいかな…という感じです。